From abroad
君が代は、外からどう見られてきたか
「海外の反応」を探すより先に、確かなことがあります。この歌は、外国人の手が三度入っています。
三人の外国人。
最初の曲
ジョン・フェントン(英)。英国軍楽隊長。最初の君が代の曲を作った人です。薩摩藩士の大山巌らが歌詞を選びました。旋律と歌詞の調和に難があるとされ、この曲は定着しませんでした。
和声
フランツ・エッケルト(独)。お雇いのドイツ人音楽教師。1880年に当選した林広守の旋律を、四声体に編曲しました。いま耳にする和声は、この人の手によります。
英訳
バジル・ホール・チェンバレン(英)。日本語学者。1873年来日、1886年に帝国大学教授。いちばん広く引かれる英訳を残しました。
日本の国歌は、日本人だけで作ったものではありません。雅楽の伶人長が旋律を作り、ドイツ人が和声をつけ、英国人が英語に移した。外から見られたというより、外の手が入っている歌です。
近年の評価、一件。
英紙 The Telegraph は2018年のワールドカップに際し、出場32か国の国歌を並べて順位をつけました。君が代は14位と伝えられています。一位はフランスでした。
元記事を開けませんでした。この順位は二次情報です。評の言葉も日本語の要約から孫引きになるため、ここには引きません。開けたら書き足します。
「一等になった」という話は、別の頁に。
1903年にドイツで世界国歌コンクールが開かれ一等になった、という話がよく引かれます。出どころの本と、それを探した図書館の記録の両方が残っているので、別の頁にまとめました。
外からの評価は、集めるのが難しい類のものです。誰がいつどこで言ったかをたどれないものは、この台帳では「たどれなかった」と書きます。
Sources
出典
- ・「君が代」『日本大百科全書』ほか(コトバンク所収)
- ・海上自衛隊東京音楽隊「君が代について」
- ・バジル・ホール・チェンバレン 訳(Wikisource ほかに所収)
- ・The Telegraph「World Cup 2018: every national anthem ranked」── 元記事は開けず、二次情報