晴
こいしたく
ちいさいものを、ひとつずつ数かぞえています
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なまえを わすれた石いしたちが、
あつまってくる。
強つよくなるのでは、ありません。
弱よわいまま、あつまるのです。
その さきの お話はなしを、
一いっ冊さつの絵え本ほんにしています。
〇

ごあいさつ

自じ分ぶんのことを、弱よわいと思おもったことはありますか。

ぼくは、しょっちゅうです。

子こどものころから、ヒーローにあこがれてきました。
いまも、それは変かわりません。

でも、強つよい人ひとになるには、
誰だれかに勝かたないといけません。
勝かつと、負まけた人ひとができます。
それに気きづいたのは、運うん動どう会かいのかけっこでした。

だからぼくが書かきたいのは、
強つよいヒーローではありません。
いちばん弱よわい石いしのほうです。

小ちいさな石いしは、最さい後ごまで強つよくなりません。
けれど、弱よわさの中なかにある強つよい意い志しが
寄より集あつまると、さざれ石いし、やがて巌いわおになります。

ぼくがあこがれるのは、その姿すがたです。

デビュー作さく『さざれ石いし —いしの、いし。—』を、
君きみのために作つくっています。

本ほんを作つくるときに、自じ分ぶんと約やく束そくしていることがあります。

精せい神しん的てきな毒どくは入いれません。
教おしえたくなっても、堪こらえます。
一いち番ばんには、なりたくありません。

一

自じ己こ紹しょう介かい

こいしたく。文ぶんと絵えを書かきます。
小ちいさいものが、小ちいさいまま
大おおきなものに、なってしまう
お話はなしばかりかいています。
いしを、貫つらぬいたままで。

三

ことばの部へ屋や

日に本ほん語ごには、意い味みを忘わすれられたまま使つかわれている言こと葉ばがあります。掘ほり起おこすと、たいてい物もの語がたりが埋うまっています。

五

お問とい合あわせ

学がっ校こうや図と書しょ館かんでの読よみ聞きかせ、朗ろう読どく会かい。
取しゅ材ざい、講こう演えん、出しゅっ版ぱんのご相そう談だんも。

大おおきな会かいでなくて、かまいません。
ひとりでも、うかがいます。

なまえは、まだ ない。

それでも いつか、よばれる。