To give
授与のこと
さざれ石は、売られるより先に、贈られてきました。 岐阜・旧春日村は、見つけた石を売り出すのではなく、 四十年にわたって国じゅうへ贈りつづけました。その記録から、この頁は始まります。
The record
贈られた石の、四十年。
春日村史(2005)の事業沿革と、朝日新聞(1990)の記事から拾える分です。
1962
発見の翌年の秋、文部省へ。石はいまも旧庁舎の中庭にあります。同年、明治神宮・池田勇人首相・吉田茂元首相へ各1トン。
1963
伊勢神宮 内宮・外宮へ、各3トン。
1977
天皇皇后両陛下、皇太子・美智子妃両殿下(当時)へ床飾り用の石を献上。この日(10月27日)が「さざれ石愛護の日」の由来になりました。
1980–86
サンシャインシティ、田中角栄元首相、揖斐総合庁舎、安倍晋太郎外相、福田赳夫元首相、鹿児島県庁、中曽根康弘首相、新国技館……贈り先はつづきます。
1991
熱田神宮へ奉納。全国3,258市町村へ案内を送付。
2000
小渕恵三首相・野中広務官房長官ほかへ。
このほかに、発見者の遺族が神社へ奉納した石が三十はある——と、1990年の取材に役場の職員が答えています。
石の暖簾分け(記録に残る贈り先から)
記録に残る贈り先の、ごく一部を描いたもの。ほかに全国3,258市町村への案内送付(1991)、神社への奉納三十件(1990年時点・役場職員談)など。
From here
これからの授与。
2027年2月11日の絵本刊行にあわせて、絵本と、さざれ石にまつわる授与の品を すこしずつ用意していきます。いまはまだ、何も売っていません。 形が決まったら、この頁でお知らせします。
台帳に載せた各地の石は、それぞれの土地のものです。 この台帳が扱うことはありませんし、訪ねた先で石を持ち帰ることも、おすすめしません。