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The meaning

君が代は、どういう意味の歌か

一句ずつの意味は、ほぼ争いがありません。争いがあるのは「君」がだれか、の一点です。

まず、一句ずつ。

一句
君が代は ── 「君」の御代は。「代」は、ある人の生きている間、あるいは治めている期間。
二句
千代に八千代に ── 千年も八千年も。長い時間を、数を重ねて言う言い方です。
三句
さざれ石の ── 小さな石が。「さざれ」は小さい・細かいという意味の古いことば。
四句
巌となりて ── 大きな岩となって。小石が寄り集まり、ひとつの巌になる。
五句
苔のむすまで ── その岩に苔が生えるまで。さらに長い時間を重ねています。

全体では、小石が巌になり、その巌に苔が生えるほどの長い時間、続きますようにという祝いの歌です。ここまでは、どの説明もほぼ一致します。

「君」はだれか。並べるだけ並べます。

どれが正しいかは、この台帳は言いません。言った人と年だけを添えます。

中世〜近世
「君」は広く敬愛の相手をさし、賀寿の歌として、謡曲・小唄・浄瑠璃・祭礼歌にまで広がった(山田孝雄『「君が代」の歴史』1979)。
明治26年
学校の儀式用の歌として文部省が告示。戦前の修身の教科書は、天皇の御代がいつまでも栄えるように、の意と教えた。
1978年
衆議院文教委員会で文部省の諸沢正道・初等中等教育局長が「象徴としての天皇をいただく日本国が、いつまでも栄えるように」の意と答弁。
辞書
『広辞苑(第三版)』は、まず「人を敬い親しんでいう語・君主」を挙げ、二番目に「天皇の治世を祝う歌」。『大辞林』は順序が逆。
1999年
国旗及び国歌に関する法律が成立。「君が代」が法律上の国歌となる(それまで法定はされていなかった)。
2026年・現地
息栖神社(茨城)の説明板は、「君」を男女のこと、苔を子孫繁栄と解し、人と人が力を合わせてひとつになる歌だと説明する(この台帳の実見)。

辞書二冊で語釈の順序が入れ替わっていることが、この歌の置かれ方をよく表しています。どちらの意味も、実際に使われてきました。

もとは『古今和歌集』の賀歌、つまり人の長寿を祝う歌の部に置かれています。相手の長寿を祝う歌として詠まれ、のちに国の歌になった、という順序です。

Sources

出典

  • ・『古今和歌集』巻第七 賀歌(題しらず・読人しらず)
  • ・山田孝雄『「君が代」の歴史』1979
  • ・第84回国会 衆議院文教委員会 政府委員答弁 1978(昭和53)年
  • ・『広辞苑』第三版/『大辞林』
  • ・国旗及び国歌に関する法律(平成十一年法律第百二十七号)
  • ・息栖神社 説明板(茨城県神栖市・2026年8月 この台帳の実見)

つづきの問い

君が代の歌詞は、どう書くのが正しいのか

君が代の作者は、だれか

君が代の「さざれ石」とは、何か