十七 ── 新潟県
江口だんご本店のさざれ石
えぐちだんごほんてんのさざれいし
- 所在
- 新潟県 長岡市 宮本東方町(江口だんご本店の庭)
- 種別
- 商家
- 岩質
- 石灰質角礫岩とみられる(台帳の目視。角礫が明瞭)
- 時代
- —
- 台帳の分
- 迎えられた石
- 由来の型
- 礫岩形成
- 来歴
- かたわらの説明板は、伊吹山のふもと・岐阜県春日村の由来をそのまま掲げています(2026年8月 実見)。産地の明記はありませんが、春日村の系譜を名乗る石です
- 現地確認
- 2026-08-26 に現地で確認


写真:こいしたく
伝承
明治三十五年創業のだんご屋・江口だんご本店の庭に、説明板とともに立っています。板は、春日村の石井左衛門(文献では藤原石位左衛門)が渓流の石を見て歌を詠み、身分が低かったため「よみ人知らず」とされた——という伝承を記します。名の表記も、土地ごとに揺れています。石の割れ目には、花が根を下ろしていました。
学術
—(この石を扱った学術文献は、まだ手元にありません。社寺でも公園でもなく、商家の庭に迎えられた石として、この台帳が最初の記録かもしれません)
行政
—(指定等の記録はありません)
出典
- ・この台帳の実見(2026-08-26)。文献は引き続き探しています
現地の板の写し ── 国歌「君が代」の詠まれている さざれ石
さざれ石は、日本の七高山、伊吹山のふもとにあり、国歌「君が代」に詠まれているとおり、大小の石が永い歳月のうちに凝結して自然に大きな巌となったものです。
それは、まさしく心を一つにし、私たちの家庭も地域も国家もみんなが力を合わせて進めば、千代に八千代に栄えてゆくことを、意味するものです。
岐阜県揖斐郡春日村に住む石井左衛門は、春日谷から近江の君ヶ畑や京都へ行き来する際、渓流に露出する「さざれ石」を見て見たまま、詠んで奉った歌が
わが君は千代に八千代にさざれ石の巌をとなりて苔のむすまで
の一首である。都では「見かけぬめずらしい石であり、かつまた秀歌である」として、その歌を「古今和歌集」(巻七)賀歌に採録されることになったが、当時、石井左衛門は身分が低かったので、よみ人知らずとして発表され、現在の国歌となりました。
それは、まさしく心を一つにし、私たちの家庭も地域も国家もみんなが力を合わせて進めば、千代に八千代に栄えてゆくことを、意味するものです。
岐阜県揖斐郡春日村に住む石井左衛門は、春日谷から近江の君ヶ畑や京都へ行き来する際、渓流に露出する「さざれ石」を見て見たまま、詠んで奉った歌が
わが君は千代に八千代にさざれ石の巌をとなりて苔のむすまで
の一首である。都では「見かけぬめずらしい石であり、かつまた秀歌である」として、その歌を「古今和歌集」(巻七)賀歌に採録されることになったが、当時、石井左衛門は身分が低かったので、よみ人知らずとして発表され、現在の国歌となりました。
江口だんご本店の庭の木板。原板は縦書き。「巌をとなりて」「石井左衛門」など、表記は板のまま写しています。2026年8月26日撮影。
原文のまま。仮名づかいも表記の揺れも板のまま、読めない字は〓のまま。板の写しの一覧へ